siwee 10

田舎暮らしを毎回10分にて

田舎暮らし物語

僕が田舎で暮らすまで 7

つづき 僕には弟が二人いる。そのうちの一人は事故で障害を負っている。きちんとした仕事についているし、年収もなかなかのもの。 家も障害者用に改築しているし、暮らしていくのに不足はないだろう。しかし、実家に帰るたび、何か暗い雰囲気を感じていた。…

僕が田舎で暮らすまで 6

つづき もうひとつあるとすれば、周りのバンドマンのある言葉だ。(すみません、やっていたこととは、音楽でした) 彼は、メインで所属し、活動していたバンドが解散してからは、そのバンドから派生する形で結成されたバンドに所属している。しかし当時、どち…

僕が田舎で暮らすまで 5

つづき さらに東京から離れることを後押しした理由がある。 それは、東京うまれの人たちや、東京に染まりきった人たちのしなやかさだ。 彼らの都会での生き方と僕のようなものの都会の生き方には距離がある。僕たちよりも彼らの方が圧倒的に肩の力がぬけてい…

味方がいない 1

ブログに、むかつく同僚の悪口を書き散らしてなんとかやってきた。人の悪口を書き散らしてスカッとした部分もあるが何より、自分は悲しい目にあっているという自覚みたいなものがわいてきて、肩の荷が降りた気がしているのが一番のメリットだ。以前の自分は…

妻に依存している

経済的には、ギリギリで依存していないと思いたい。しかし、精神的にはかなり依存してしまっている。すまんなー。。。悪いとは思っているが。。。家に帰ると誰かいるのを、きつい、と感じていたこともあるし、それを直接言ってしまっていたこともある。しか…

僕が田舎で暮らすまで 4

つづき僕は、東京都で住んでいるとき、1日6時間のバイトをしながら暮らしていた。誰でも一度は声をかけられたことがあるんじゃないだろうか、コンタクトの街頭での売り込みのバイトだ。精神的にきついことや、正社員のみなさまと顔を合わせることもわりと…

祖父、脳梗塞により

祖父が脳梗塞になった。 95さい、いつお迎えがきてもおかしくない年齢で、あちこち弱っているじいちゃんの様子がおかしいこと、よく気づいたな。さすが母。 前日、左手足がおかしくなった祖父ははってトイレにいったらしい。一夜明けて、茶碗を落とし、その…

僕が田舎で暮らすまで 3

つづきそれからの暮らしについてまず浮かんだのは、事故で障害を負った弟のこと。 彼は障害にはまけず、仕事もし、運転などもしたりして、人生を満喫しているように見えるが、表情にどんどん陰りが見えてきた。ずっと思っていた。このままだと彼は、全てから…

僕が田舎で暮らすまで 2

つづき夢破れ、次にどういう風に生きるのか。。。考えた結果、僕は地元に帰ることにしました。地元での僕の知り合いは、中学の同級生で農協の営業をしているひとくらいしかおらず、仲のいい友達はいないはずですし、友達はみんな東京都で出会った人たちです…

僕が田舎で暮らすまで 1

唐突ですけど、僕の、今の田舎暮らしについて語らせてください。 僕は、昨年の春まで東京都で住んでいた。夢があり、それを追いかけて、バイトをしながら30代半ばのこの年まで暮らしていた。夢がなんだったかは、あんまり気にしないでいただきたい。。。東…