siwee 10

田舎暮らしを毎回10分にて

DARK RIDE /HALLOWEEN  2

つづき


まず


いい意味でのシビレ


声がめちゃくちゃハイトーン。

遠慮なしのガシガシ感。

ポップスとして成立させる気を全く感じない、いい意味でお腹いっぱいになるまで弾いてくれるギターソロ


上と被っていますが、本格的なツインリードを聴いたのもこのアルバムが初めてで、しかもSALVATIONのソロには、かなりフラッシーな部分もあるので、本当にしびれました。



では



悪い意味でのシビレ


歌いかたが本当にクサイ。B'zやMr.Childrenを聴いて、歌いかたが本当にねばねばしてる(そこが好きでした)と思っていましたが、アンディデリスの歌いかたは、なんというか、部屋で一人、オペラの物真似をして悦に入ってる勘違いさんというか、とにかく、こんなクサイ歌いかたあり?という感じ。



さりげなさゼロのアレンジ。曲のつくりは、JPOP の、いつ終わるねんこの曲、て言いたくなるバラードと同じ。全てのパートがくそ長い。しかも全曲。


演奏がやたらうまい。そこまでやるか!と感じた。


歌詞に内容がない。今は歌詞に内容がありすぎるJ POP の方が、薄く感じますが、当時は、ストレートにSFめいた歌詞や、観念的が一周して若干ギャグになっている感じの歌詞が本当にしんどかったです。


モダンな要素なし。なんかの雑誌でハロウィンの全アルバムレビューを読んだことがあるのですが、DARK RIDE は、ハロウィンのカタログの中でもモダンでダークな作品らしいのですが、USやUKでラウドロックが本格的にヒットしはじめていたころ(ロストプロフェッツなど)だったので、正直、しんどかった。


他にも色々あるのだが、まずはこんなところ。これでいきなりはまれるはずはなく、まずは好きになる努力からはじめることに。


のはずだったのだが

歌いはじめると(すみません、ボーカルでした)、なかなか楽しい。基本的に日本人が慣れ親しんだAメロBメロ、サビで大爆発の流れですし、ガチメタさんのギターが上手い(本当か嘘かは知りませんが十代で一度アルバムデビューしていたらしいです)ので、けっこう盛り上がれた。何より、声を振り絞ってなんぼなので、スポーツ的なカタルシスも十二分に味わえる。




こうなると、メタルへの興味も俄然わいてきた。ガチメタさんは基本的に、ネオクラやメロスピが好きだった。

そこでハロウィン、ストラトヴァリウス、キャメロットイングヴェイ、サーベルタイガー、コンチェルトムーン、ソナタアークティカ、などを教わった。正直バンド名もきつかったな。。。


そんな、メタルへの入口となってくれたDARK RIDE を十数年ぶりに聴いたのでレビューしてみたい。


つづく