男は涙の数だけ、冨多真由さんを応援できるはずなのだが。
アイドル好きとして、冨田真由さんの容態が上向き、一日も早く復帰できることを祈ります。
その上で、この事件について、自分なりの考えを書いてみたい。
一番、悲しかったのは、アイドルをファンが刺したということ。アイドルは僕たち、日々のままならぬ平凡な戦いから逃げられない死にかけ戦士たちの恋人だ。普通の恋人みたいにデートは出来ないが、親が死んだ日でも僕たちに笑顔をくれる、筋金入りの天使だ。その天使を刺すとは。。。
冨田さんは、ニュースで見る限りでは人気や活動の規模で言えばZ級くらいのアイドルだっただろう。お客さんとの距離もかなり近いはずだ。音楽活動などにうとい人ならば、この距離を
関係性を売っている
と見るかも知れないが、芸能事務所などからのしばりがなく、人気もさほどないアーティストは自然とお客さんとの距離が近くなる。人気のともなったワンマンをやる機会などほとんどないので、自分のライブがおわれば、一緒にその日のステージにでるグループの準備の合間に客席に降りてファンと談笑することも多いし、物販にも自分が入る。距離が近くなる。
我々に出来ることは、そしてしていいのは、それを応援すること。笑顔とパフォーマンス以上の見返りは、たまたまもらえた偶然の贈り物だと思うこと。
犯人が何をプレゼントして返却され、どういうからみかたをして嫌がられたのかは知らないが、逆恨みしていい部分は一つもない。
プレゼントを受け取ってやれば良かったのだが、どんなものだろうと、本人が受け取れないと思うものは断る、というのは冨田さんなりのファンへの礼儀だったのだろう。
犯人はそこで逆恨みするのではなく、自分のキモさを嘆くべきだった。アイドルにプレゼントを受け取ってもらえない、アイドルが仕事の一環としてすら拒否するようなものをプレゼントとしてチョイスしてしまう自分のキモさを嘆き、泣いて泣いてないて。。。
また一つ成長するべきだった。
ほとんどの男はアホだ。失敗せずに優しい大人の男になんかなれない。だから、40を過ぎても二十歳みたいな格好をした勘違い野郎や、もてると思い込んだアホのオッサンが山ほどいるだろう。彼らは反省を怠り、男としての成長の時期を逃したくそだ。
アホめ。犯人のアホめ。刺してどうする。刺したら、彼女が復帰しても、お前にだけは笑ってくれないぞ。。。
最近、ふられたりして、女性が刺されるニュースが増えてる気がする。本当にもったいない。もし、そこでグッとこらえ、一人で涙をふき、人として少しでも前に進めていたら、何人のかわいい女の子を抱けていたかわからない。でも刑務所に入ったら。。。そんな男と付き合ってくれるのは、前科というものの重みを理解できないアホ女だけだ。人を刺した罪は償えない。刑期を終え、法律が許す、と言っても本人やその家族がそのことを笑える日なんて来ないだろう。せいぜい忘れることしかできない。アホ同士のケンカならまだしも。今回のようやケースは、本当に心の傷が深いだろう。
好きな女を刺す勇気があるなら、一人で涙し、自分のキモさを乗り越える強さだってもてるはずだ。恋愛は、初めからイケメンと金持ちに有利に出来ているゲームだ。ならば、どん底からの逆転だってしやすいはずだ。片方にだけ有利なルールなんてそんなもんだ。もしみんな平等なら、初めから勝負は決まってしまうかもしれないだろう。しかし、初めから不公平なルールなら、何が起きるかわからない。点を入れられなくても、努力する姿が得点シーンよりも価値を持つかもしれないし、変わろう、何かを得ようとする人の方が、初めから全部もっているやつより光るかもしれない。
だから
刺すなよ!
特にアイドルは!
全国の女を刺したいボケども。女を刺していいのは、その女が自分の女を刺したときと、その女が自分の親兄弟とかを刺した時だけ。
プレゼント返されたくらいで刺さないでくれ!
と切に願っている。