siwee 10

田舎暮らしを毎回10分にて

DARK RIDE / HALLOWEEN 3

つづき

 
 
聴いたのはヤマダ電機からの帰りの車の中だ。
 
 
十数年ぶりに聴いてみると、1曲目から、かなりのロートル感が漂う。当時、彼らが何歳くらいだったかはわからないが、そう感じた。ハイトーンだが、ハスキーというよりもなんとなくしゃがれた声。無理して肩に力を入れて歌ってる感。アレンジはさすがにツボを押さえてはいるものの、楽器演奏自体に緊張感が全くない。得意なことをただただやっている感じ。
 
 
彼らはもうその時点では一発当てているので、フレッシュさを求めるのはお門違いなのはわかっている。しかし、演奏に、
 
 
いい演奏をしよう。攻撃的にメタルを演奏してやろう!
 
 
という緊張感があるのと、ベテランならではの味、とか、新人ならではのフレッシュさ、とかとはまた別の話ではないだろうか。
 
 
これはなかなかきついな。。。
 
 
なんかよく聴いてると、タテが全然あってないように聴こえる・・・。
 
 
とか思い始めて6曲目「IF I COULD FLY」
 
この曲からアルバムの空気が変わる。緊張感と、玄人ならではの安心感に満ちた演奏になっていく。これこれ、これだよ、僕のハロウィンは!!
 
 
ここからラストまでは、曲自体はあまり良くないものもあるものの、メタルならではのアグレッシブかつ緻密な演奏が最後まで聴ける。色んなメタルを聴いてしまった今となっては、ハロウィンをテクニカルとは思わないし、もっと聴きごたえのあるメタルアルバムもたくさん聴いた。しかし、このアルバムからでなくては、今までメタルを聴き続けられなかっただろう。



ありがとうハロウィン。これからも頑張って。。。


おわり