siwee 10

田舎暮らしを毎回10分にて

祖父、脳梗塞により

祖父が脳梗塞になった。

 
 
95さい、いつお迎えがきてもおかしくない年齢で、あちこち弱っているじいちゃんの様子がおかしいこと、よく気づいたな。さすが母。
 
前日、左手足がおかしくなった祖父ははってトイレにいったらしい。一夜明けて、茶碗を落とし、その次にはマッサージいすから起き上がれない、と。
 
高齢者の脳梗塞は気付きにくく、体にガタが来たと思っているうちにメガ梗塞してしまう人もいるんだって。はー・・・
 
 
二回目になるが、祖父は95さい。いつ死んでも、もうそれはお祝いでもした方がいいんじゃないかくらいの印象がある。それは今もかわらないのだが・・・祖父が
 
「若いもんに迷惑かけるならもう死にたい。病院なんて来たら自殺もできないッ」
 
なんていうのを聞くと、つい
 
「死ぬなんて言わないでよ、じーちゃん」
 
とか言ってしまった。次の日、じーちゃんを訪ねていくと、もう僕のことはわからなくなっていた。病院のスタッフかなんかだと思っているようだ。息子である父のことは覚えているが、母のことも、祖母のこともキレイにわすれている。高齢の脳梗塞は、一気にボケをすすめるらしい。それにしても一気だな。
 
じーちゃん、じーちゃんが楽ならそれでいい。悲しみとかは僕たちの担当だ。
 
でもちょっとだけ悲しいな。
 
じーちゃんありがとう。じーちゃんのおかげで会社の花見に行かなくてすみました。