siwee 10

田舎暮らしを毎回10分にて

僕が田舎で暮らすまで 5

つづき


さらに東京から離れることを後押しした理由がある。



それは、東京うまれの人たちや、東京に染まりきった人たちのしなやかさだ。



彼らの都会での生き方と僕のようなものの都会の生き方には距離がある。僕たちよりも彼らの方が圧倒的に肩の力がぬけているのだ。例えば服装などを考えてみてほしい。都会的なブランド、もちもの、車。。。そのジャンルにのめりこんでもいないのにそういうものにお金をつぎ込むのはだいたい田舎者だ。都会らしさを追及して、年中仮装してるような格好の人をみたことがあるだろう。


しかし、都会の人たちはほとんどの人がそういうことをしない。身の丈のもの、もしくは好きな格好をサラッと身につけている。ある意味で
頑張っていない。頑張らなくても都会にいられる。それは自分には持ち得ない適性に思えた。


頑張る理由をなくした自分は都会にいる意味がない。頑張ってきた(まあ、自分なりに、というしかないんですけど)自分はこのまま東京にいても、そのしなやかさは得られず疲弊していくだけだ。



そんな風に思えた。



つづく

パソコンを見に行く

パソコンを見に電気屋さんに行った。妻と行った時にも、けっこうパソコン売り場によってもらっているが、一人でじっくり眺めると、目線が購入前提になるので、危ないが楽しい。やっぱりボーッと見てるより


買うかも!


と思って見る方が圧倒的に楽しい。


今回、見に行ったのはいつものK'sデンキ。地元では、唯一の家電量販店だ。店内は、かなり広いがパソコン売り場はかなり貧弱。まあ、仕方ないな。。。 


最近、色んな電気屋さんに行って感じるのは、パソコンは、高くなっていっている、ということ。


まず、単純に金額が上がっている。3、4年くらい前と比べると四万円くらい上がっている気がする。タブレットの台頭や、貨幣の価値の変化など、様々な状況があるんだろうが、富士通TOSHIBANECパナソニック。。。などなど量販店に並ぶメーカーのものはとにかく高くなった。


レノボのコーナーに行くと、さらにパソコンが高くなっていることを感じた。パッと見の価格はあまり変わらないものの、以前と比べると見る角度によれば低スペックに感じる構成になっていた。パソコンの見方を間違っているかもしれないが、

例えば10万円なら、これくらいの能力

という構成のレベルが下がっている気がする。
CPU の早さからすればむしろ安くなっている気もするが、同じ値段で前はCORE i5が入ってたのになあ。。。


なんて、素人的な不満だ。

真剣にMacへの移行を考えてしまうな。

妻に命をかける

毎日、本当につらい。

ブログに、不平不満や、悪口を書きちらして溜飲を下げるのも限界に来はじめた。早い。なんとなく感づいてはいた。効果は長続きしない。

心のどこかで、自分の力のなさが招いている事態だとわかっているから。

理由はそれだ。

もう、死んでしまいたい。

何度そう思ったかわからない。


そのたびに、妻に命をかけている。


妻に一円でも多くお金を持って帰ることに命をかけよう、そう考えることにした。


毎日死ぬことを考えている。

細かくはあれだけど、仕事に行く前、嫌すぎて色んな症状に襲われる。でも全然平気だ。病院に行くなんてもったいない。命のひとかけらまで尽くすと決めた。


僕はけっこう幸せだ。



でも幸せだ。

男は涙の数だけ、冨多真由さんを応援できるはずなのだが。

アイドル好きとして、冨田真由さんの容態が上向き、一日も早く復帰できることを祈ります。


その上で、この事件について、自分なりの考えを書いてみたい。


一番、悲しかったのは、アイドルをファンが刺したということ。アイドルは僕たち、日々のままならぬ平凡な戦いから逃げられない死にかけ戦士たちの恋人だ。普通の恋人みたいにデートは出来ないが、親が死んだ日でも僕たちに笑顔をくれる、筋金入りの天使だ。その天使を刺すとは。。。


冨田さんは、ニュースで見る限りでは人気や活動の規模で言えばZ級くらいのアイドルだっただろう。お客さんとの距離もかなり近いはずだ。音楽活動などにうとい人ならば、この距離を

関係性を売っている


と見るかも知れないが、芸能事務所などからのしばりがなく、人気もさほどないアーティストは自然とお客さんとの距離が近くなる。人気のともなったワンマンをやる機会などほとんどないので、自分のライブがおわれば、一緒にその日のステージにでるグループの準備の合間に客席に降りてファンと談笑することも多いし、物販にも自分が入る。距離が近くなる。


我々に出来ることは、そしてしていいのは、それを応援すること。笑顔とパフォーマンス以上の見返りは、たまたまもらえた偶然の贈り物だと思うこと。


犯人が何をプレゼントして返却され、どういうからみかたをして嫌がられたのかは知らないが、逆恨みしていい部分は一つもない。


プレゼントを受け取ってやれば良かったのだが、どんなものだろうと、本人が受け取れないと思うものは断る、というのは冨田さんなりのファンへの礼儀だったのだろう。


犯人はそこで逆恨みするのではなく、自分のキモさを嘆くべきだった。アイドルにプレゼントを受け取ってもらえない、アイドルが仕事の一環としてすら拒否するようなものをプレゼントとしてチョイスしてしまう自分のキモさを嘆き、泣いて泣いてないて。。。


また一つ成長するべきだった。


ほとんどの男はアホだ。失敗せずに優しい大人の男になんかなれない。だから、40を過ぎても二十歳みたいな格好をした勘違い野郎や、もてると思い込んだアホのオッサンが山ほどいるだろう。彼らは反省を怠り、男としての成長の時期を逃したくそだ。



アホめ。犯人のアホめ。刺してどうする。刺したら、彼女が復帰しても、お前にだけは笑ってくれないぞ。。。



最近、ふられたりして、女性が刺されるニュースが増えてる気がする。本当にもったいない。もし、そこでグッとこらえ、一人で涙をふき、人として少しでも前に進めていたら、何人のかわいい女の子を抱けていたかわからない。でも刑務所に入ったら。。。そんな男と付き合ってくれるのは、前科というものの重みを理解できないアホ女だけだ。人を刺した罪は償えない。刑期を終え、法律が許す、と言っても本人やその家族がそのことを笑える日なんて来ないだろう。せいぜい忘れることしかできない。アホ同士のケンカならまだしも。今回のようやケースは、本当に心の傷が深いだろう。


好きな女を刺す勇気があるなら、一人で涙し、自分のキモさを乗り越える強さだってもてるはずだ。恋愛は、初めからイケメンと金持ちに有利に出来ているゲームだ。ならば、どん底からの逆転だってしやすいはずだ。片方にだけ有利なルールなんてそんなもんだ。もしみんな平等なら、初めから勝負は決まってしまうかもしれないだろう。しかし、初めから不公平なルールなら、何が起きるかわからない。点を入れられなくても、努力する姿が得点シーンよりも価値を持つかもしれないし、変わろう、何かを得ようとする人の方が、初めから全部もっているやつより光るかもしれない。



だから



刺すなよ!



特にアイドルは!



全国の女を刺したいボケども。女を刺していいのは、その女が自分の女を刺したときと、その女が自分の親兄弟とかを刺した時だけ。



プレゼント返されたくらいで刺さないでくれ!



と切に願っている。

参議院選挙が近づいている

僕の住むのは、高知・徳島合区。

参議院選挙は近づくが、正直高知からでる候補者に対しては、自分の選挙区の候補者ではなく、


高知からくる人


というイメージで、まだまだ時代についていけてない。この選挙区の縛りかたには、不満を持つ人もたくさんいるだろう。しかし、よく言われるアダムズ方式とやらを採用したところで、

なんでも十把一絡げに計算して答えがでると思うなよ。国民は人間だ、機械じゃない。


という人は必ずたくさん出てくるだろう。今は、力のない県を適当に合わせたようにしか見えないが、将来的には、1票の格差を是正していく上での一つの実践データになれれば、と思っている。



ところで、参院選では、票を捨てることにしている。別に珍しいことでもなんでもなくて恐縮だが、自民党公明党以外の、政権与党になる気のない、あまり存在意義のない党の候補者に投票する気だ。


最近は与党になれなくては、大きな局面には、出ていくかその場にいることしか出来ない。かといって、与党にしたい党もない、ので。


なぜそうするかというと、自民党公明党に与党になってほしくないからだ。


自民党公明党に百パーセントの敵意があるわけではない。彼らは、他の党も出来なかったし、それまでの自民党も、話題にはするものの、意図的に確定させるのを避けてきた問題に、明確な答えを出し、変革をもたらした。何かを変えてきた。改革を口にする党は多い。しかし、本当に何かを変えたのは安部政権だ。万人が望む結果にはならなかったけど、結果的にはボーッと見てるだけで重箱のすみをつつくようなつまらないツッコミを何年も入れ続けた野党のみんなは一度、ケツバットで骨盤にヒビが入るべきだ!と言いたくなるくらい変えたと思う。


しかし


それでも自民党公明党を拒否する理由は、、彼らの得意技にある。


彼らの得意技とは、何かを変えるのに邪魔なものたちを意図的に「いないもの」とすることだ。まるで、幽霊にするみたいなものだ。いるんだろうけど、まあ、本当にはいないってことでいいじゃん、くらいの。


例えば派遣法の改正。

彼らがいないものとしたのは、派遣社員から正社員への望みを切に持っている人や、望まないのに非正規雇用を続けるしかない人たち。

もし自民党にとって、彼らが存在するものだったら、派遣法は、もっと違った形に改正されるか、据え置きになっていただろう。

派遣社員やアルバイトを政治の力で正社員に押し上げるのは正しいとは思わない。今のところ、当の本人が


わたしは正社員なみの仕事をしている!


と思っていても、実際は派遣やアルバイトにさせても問題ない仕事しかしていないケースの方が多い。なので、別に政治の力で押し上げる必要はあまりないと感じる。肩書きが正社員じゃないとどうしてもダメなら、危険な仕事、激務、精神的に破壊される可能性。。。そういうのも全部飲み込んでトライし続けるしかない。もしくは、勤め先で門が開かれているなら、自分の抱えている問題を吹き飛ばすくらいの努力をする。正社員になるためにそういうのを飲み込まなきゃいけないかどうかも、結局その人の実力なのだ。ほとんどの場合、ほしいものはその時点での実力分しか手に入らない。頑張るしかない。



しかし、


今度の派遣法は、頑張る機会すら奪うものだ。好き好んで派遣やアルバイトを続ける「働きかたを選んだひと」が、政治の後押しなんかを必要としているか?頑張るしかない状況を頑張っても仕方ない状況ににしてどうする。。。と思う。



また、高知・徳島を合同区とした際には、高知・徳島には猿しか住んでいないことにしたのだろう。猿だからとりあえず一緒でいいか。。。的な。


何かを変えていく時には、全員の意見を重んじては変えられない。それぞれに利益と不利益が違う。例えば、自分が人殺しになることがリアルにとらえられないひとは、安保法案は、大歓迎だっただろうし、逆な人はヒステリックに反対しただろう。



で、なんで自民党公明党に与党になってほしくないか。


いやー、わたしはいち庶民なんで、政治に都合悪くなるといないことにされちゃう層なんですよね。せめて、いつも存在くらいは意識してくれる与党がいいかな、て。。。こんなに長く語ることじゃなかったかな。。。



とりあえず、もし、いれたい政党がないひとは、


消去法で。。。


とか、


自民党に入れたけど安部政権に入れたわけじゃない


とか、寝言を言わず、考えてから投票してほしいなー、と思う。

DARK RIDE / HALLOWEEN 3

つづき

 
 
聴いたのはヤマダ電機からの帰りの車の中だ。
 
 
十数年ぶりに聴いてみると、1曲目から、かなりのロートル感が漂う。当時、彼らが何歳くらいだったかはわからないが、そう感じた。ハイトーンだが、ハスキーというよりもなんとなくしゃがれた声。無理して肩に力を入れて歌ってる感。アレンジはさすがにツボを押さえてはいるものの、楽器演奏自体に緊張感が全くない。得意なことをただただやっている感じ。
 
 
彼らはもうその時点では一発当てているので、フレッシュさを求めるのはお門違いなのはわかっている。しかし、演奏に、
 
 
いい演奏をしよう。攻撃的にメタルを演奏してやろう!
 
 
という緊張感があるのと、ベテランならではの味、とか、新人ならではのフレッシュさ、とかとはまた別の話ではないだろうか。
 
 
これはなかなかきついな。。。
 
 
なんかよく聴いてると、タテが全然あってないように聴こえる・・・。
 
 
とか思い始めて6曲目「IF I COULD FLY」
 
この曲からアルバムの空気が変わる。緊張感と、玄人ならではの安心感に満ちた演奏になっていく。これこれ、これだよ、僕のハロウィンは!!
 
 
ここからラストまでは、曲自体はあまり良くないものもあるものの、メタルならではのアグレッシブかつ緻密な演奏が最後まで聴ける。色んなメタルを聴いてしまった今となっては、ハロウィンをテクニカルとは思わないし、もっと聴きごたえのあるメタルアルバムもたくさん聴いた。しかし、このアルバムからでなくては、今までメタルを聴き続けられなかっただろう。



ありがとうハロウィン。これからも頑張って。。。


おわり 

DARK RIDE /HALLOWEEN  2

つづき


まず


いい意味でのシビレ


声がめちゃくちゃハイトーン。

遠慮なしのガシガシ感。

ポップスとして成立させる気を全く感じない、いい意味でお腹いっぱいになるまで弾いてくれるギターソロ


上と被っていますが、本格的なツインリードを聴いたのもこのアルバムが初めてで、しかもSALVATIONのソロには、かなりフラッシーな部分もあるので、本当にしびれました。



では



悪い意味でのシビレ


歌いかたが本当にクサイ。B'zやMr.Childrenを聴いて、歌いかたが本当にねばねばしてる(そこが好きでした)と思っていましたが、アンディデリスの歌いかたは、なんというか、部屋で一人、オペラの物真似をして悦に入ってる勘違いさんというか、とにかく、こんなクサイ歌いかたあり?という感じ。



さりげなさゼロのアレンジ。曲のつくりは、JPOP の、いつ終わるねんこの曲、て言いたくなるバラードと同じ。全てのパートがくそ長い。しかも全曲。


演奏がやたらうまい。そこまでやるか!と感じた。


歌詞に内容がない。今は歌詞に内容がありすぎるJ POP の方が、薄く感じますが、当時は、ストレートにSFめいた歌詞や、観念的が一周して若干ギャグになっている感じの歌詞が本当にしんどかったです。


モダンな要素なし。なんかの雑誌でハロウィンの全アルバムレビューを読んだことがあるのですが、DARK RIDE は、ハロウィンのカタログの中でもモダンでダークな作品らしいのですが、USやUKでラウドロックが本格的にヒットしはじめていたころ(ロストプロフェッツなど)だったので、正直、しんどかった。


他にも色々あるのだが、まずはこんなところ。これでいきなりはまれるはずはなく、まずは好きになる努力からはじめることに。


のはずだったのだが

歌いはじめると(すみません、ボーカルでした)、なかなか楽しい。基本的に日本人が慣れ親しんだAメロBメロ、サビで大爆発の流れですし、ガチメタさんのギターが上手い(本当か嘘かは知りませんが十代で一度アルバムデビューしていたらしいです)ので、けっこう盛り上がれた。何より、声を振り絞ってなんぼなので、スポーツ的なカタルシスも十二分に味わえる。




こうなると、メタルへの興味も俄然わいてきた。ガチメタさんは基本的に、ネオクラやメロスピが好きだった。

そこでハロウィン、ストラトヴァリウス、キャメロットイングヴェイ、サーベルタイガー、コンチェルトムーン、ソナタアークティカ、などを教わった。正直バンド名もきつかったな。。。


そんな、メタルへの入口となってくれたDARK RIDE を十数年ぶりに聴いたのでレビューしてみたい。


つづく